あいまいもこ

厄年に怯えるアラサーが、曖昧模糊とした気持ちと本の感想を綴るブログ。

鏡をみてはいけません/田辺聖子

鏡をみてはいけません/田辺聖子

 

鏡をみてはいけません



こんばんは、そらまめf:id:tekuteku_michikusa:20170331142439j:plainです。

 

今日は田辺聖子「鏡をみてはいけません」の感想を書きたいと思います。

 

田辺聖子さんの関西弁の書き言葉は、温かみがあって可愛らしく、会話のテンポがいいので心地いいです。

 

 

 

簡単なあらすじ

 

主人公の野百合は31歳。仕事で知り合った律と同居を始めた。

そこには、律の10歳の子供と、自分より年上の律の妹も住んでいた。

「ぼく、朝にうまいゴハン食べたい」という律と宵太の為に、せっせと朝食を作る日々。

野百合は、ふとこのままここで暮らしていいのかと考えるようになる。

31歳の女性が、恋や仕事で、自分の納得のいく居場所を模索する恋愛小説。

 

美味しそうなごはん

 

本に出てくるごはんがどれも美味しそうで、読むといつも葱が食べたくなります。

 

祖母はよく「男の人は胃袋で掴みなさい」と言っていますが、こんな美味しい朝ごはんを出されたら、老若男女問わず掴まれる思います。

 

誰かの為に、自分の為に、ちょっと手間をかけて料理をする喜びを気づかせてくれる本です。

 

最後にタイトルの「鏡」という言葉が出てきますが、タイトルの意味がわかった時に少し口角が上がる感じがいいです。

 

 

 

読むと暖かい気持ちになれます。