あいまいもこ

厄年に怯えるアラサーが、曖昧模糊とした気持ちと本の感想を綴るブログ。

モルフェウスの領域/海堂尊

モルフェウスの領域/海堂尊

モルフェウスの領域



 

こんにちは、そらまめf:id:tekuteku_michikusa:20170331142439j:plainです。

 

今日は海堂尊さんの「モルフェウスの領域」の感想を書きたいと思います。

海堂尊さんの小説に出てくる登場人物はみんな個性的ですが、なぜか身近に感じることができ、こんな人が実在していたらいいなと思わせてくれます。

 

「モルフェウスの領域」は、ギリシャ神話の眠りを司る神“モルフェウス”と名付けられた少年と、その少年を守る為に戦う女性“涼子”の話です。

 

涼子の真面目でひたむきな人柄と、少年を守り抜こうとする強い愛に心打たれました。

 

 

簡単なあらすじ

 

 桜宮市に新設された未来医学探求センター。この施設で日比野涼子は、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当している。

眠りを司る神“モルフェウス”と呼ばれる少年、佐々木アツシは網膜芽腫により両目失明の危機にあったが、特効薬の許可を待つ為に5年間の〈凍眠〉を選んだのだ。

 

だが少年が目覚める際に重大な問題が発生することに気づいた涼子は、彼を守る為に戦う。

 

海堂尊さんの作品で一番好き 

 

海堂尊さんの「チームバチスタの栄光」をはじめとする“田口・白鳥シリーズ”も好きですが、私はこの「モルフェウスの領域」が一番好きです。

 

「コールドスリープ」というSFな設定で、おまけにロジカルシンキングが苦手な私には難しい話なのですが、医療とは・未来とは・人権とは…様々なことを考えさせてくれる作品です。

 

主人公“涼子”の献身的な母のような恋人のような、少年に対する愛情が切なくて、涙なしでは読めませんでした。

 

ちなみに続編となる「アクアマリンの神殿」は爽やかな青春を感じる作品でした。

アツシの成長っぷりに感動しました。