あいまいもこ

厄年に怯えるアラサーが、曖昧模糊とした気持ちと本の感想を綴るブログ。

介護職を辞めた私が、介護の現場に思うこと。

介護職を辞めた私が、介護の現場に思うこと。

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こんにちは、そらまめです。

 

私は6年ほど、介護の仕事をして、今は医療関係の仕事をしています。

 

1社目の特別養護老人ホームで3年程働き、介護福祉士の資格をとりました。

そのあとは有料老人ホームなどで働いていたので、所謂〝施設系〟の介護の仕事しか経験がないのですが、働きながら疑問に思っていたことが沢山あります。

働いていて疑問に思っていたこと

職員が無給で休日に手伝うことで、行事が成り立っていた

私が以前働いていた特養(特別養護老人ホーム)では、クリスマス・お花見・ルミナリエ・お餅つき…などの行事の際に、職員が休日に無給で手伝うことが当たり前でした。

 

新人さんからベテランさんまで、一人一人担当の行事が割り振られ、自分の行事の時には、その日休みの職員さんに頼んで手伝ってもらうことが当然となっていました。

例えば、私が遠足担当だとすると、シフト表を確認して、遠足の日が休みになっている職員さんに「ボランティアで来てくれませんか?」と頼んでいました。

 

その際に断ると、今度は自分が担当する行事の時に来てもらえないので、みんな内心イヤイヤながらボランティアで手伝いに来てくれていました。

 

一年目の時に先輩から「自分が助けて欲しければ、行事の日と休みが被ったら、絶対にボランティアに来なければならない」と教えられました。

 

でも、職員のボランティアがないと成り立たない行事ってどうなんだろうと思っていました。

 

行事も施設の「売り」で、ホームページや資料にも掲載して、それを楽しみに入所される方もたくさんおられるのに、「職員に給料を払うお金がないから」という理由で、職員の善意を搾取する施設に疑問を感じていました。

 

私が働いていた当時の話なので、今はちゃんと手当が発生しているかも知れません。

 

人手が足りないにも程がある

介護の仕事をしていると、どうしてもに負担がかかります。

上司や施設長から「腰を大事にしてください」「自分の体を大事にして働いてください」と、腰痛予防をするように言われていました。

例えば排泄介助をするときに介護用ベッドを高くあげれば、職員の腰への負担は減ります。

でも、特養ではリモコンでベッドを上げる時間すら惜しい状況でした。

 

先輩方も諦めたように「ベッドあげないでできるようになった」と話しておられました。

 

あと人手が足りなすぎて、妊娠している職員さんも、移乗(入居者様を抱える)など力仕事をしていました。

私も妊娠中も移乗をしていましたし「先輩は赤ちゃんが産まれる直前まで、入居者様を抱えてた」みたいな武勇伝?をよく聞きました。

 

介護職を離れた私が偉そうに言えませんが、それってどうなんかな〜と今でも疑問に思います。

 

そしてあまりの人不足に、一人辞め二人辞め…で私が辞める頃には、施設自体がなくなってしまうんじゃないかと思うくらい人がいない状況でした。

介護職は底辺だ論争

ネットでたまに見かけるのが「介護職は底辺で、底辺の仕事しかできない人が悪い」と言う意見です。

この意見に介護職が怒って「じゃあ一生介護のお世話になるな」と言い合いになっているのを見かけます。

 

私は介護職に限らず、職業に底辺なんてないと思っています。

介護の仕事は誰にでもできるけど、誰でも続けられる仕事じゃないと思います。

 

介護の仕事をしていてよかったことも沢山ある

働いていてよかったと思うこと、楽しかったことも沢山ありました。

人生の先輩である、入居者様から学ぶことも多かったです。

 

何人もの入居者様の最期を看取り、その度に落ち込みましたが、人間として貴重な体験をさせてもらっていると思いました。

 

一緒に働いた方々も、本当にいい人ばかりでした。

 

介護の職場環境が改善して欲しい

辞めた私が言うのもなんですが、どんどん介護の職場環境がよくなるといいなと思います。

2025年度には介護職員が約253万人必要になるとされています。

およそ38万人の介護職員が不足する見込みです。

 

もっと「介護の仕事をしてよかった、続けたい」と思える環境になって欲しいです。

 

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