あいまいもこ

厄年に怯えるアラサーが、曖昧模糊とした気持ちと本の感想を綴るブログ。

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厄年に怯えるアラサーのあいまいもことした気持ち

酒井若菜/こぼれる

酒井若菜/こぼれる

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こんにちは、そらまめです。

 

先日、酒井若菜さんの『こぼれる』を読んだので感想を書きたいと思います。

 

以前から酒井若菜さんのブログ『ネオン堂』を読んでいて、酒井若菜さんの書く文章のファンでした。

 

作家さんとしても活躍されていて、エッセイ集は読んだことがあったのですが、今回初めて処女作である小説『こぼれる』を読みました。

 

女優さんとしても好きですが、作家さんとしても好きだなぁと改めて思いました。

 

 簡単なあらすじ

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本屋で働く雫は、昔の恋人が芸能界で活躍するようになり、自分も芸能界にデビューしたいと本屋の店主である芳江さんに話す。

その話をたまたま聞いていた客の大介が、オーディション用の写真を撮ってくれる。

 

そのことがきっかけで、雫は妻子ある大介に惹かれていき不倫関係になる。

雫は次第に不倫という関係に悩み苦しみ、別れを決意する。

 

別れ話をするために大介と約束をした日に、ある出来事が起こる…。

 

雫、大介、雫に一方的に恋する大学生、大介の妻、4つの視点で描かれた連続短編集。

よくある不倫の話ではなかった

読み始めてすぐに〝よくある女性が不倫から抜け出す話かなぁ〟と思っていました。

でもある事件が起こり、想像もしていなかった展開になってびっくりしました。

 

よくある恋愛小説じゃなかった…。

 

ルービックキューブ

本の中で、人の多面性をルービックキューブに例えています。

不倫は、結婚相手といる時の一面、不倫相手といる時の一面、どちらか一面を綺麗に揃えていても、他の面がぐちゃぐちゃになっているんだろうなと思います。

 

そして結婚相手も不倫相手も、そのことに気がついていると思います。

 

 

私も家族に見せる顔、友達に見せる顔、職場で見せる顔…無意識で使い分けています。

 それに自分でも気付いていないような一面もあると思います。 

 

もちろん夫にも私のみたことのない顔があって、それをみてしまったらやっぱりちょっと寂しかったりショックを受けるのかなと考えてしまいました。

〝人には多面性があり、一面だけを見て決めつけてはいけない〟わかっていてもなかなか難しいなぁと思いました。

 (結局小学生みたいな感想)